美術館備忘録【3連休・土曜日】

ずっと楽しみにしていた3連休。

金曜日の夜から友達が泊まりに来てくれて、美術館巡りをした。あ~楽しかった!土日の2日間で7つ!!たくさん見たな、、、鑑賞中はお互い好き勝手動くので、「2日間ずっと一緒」って感じはなくて、たまたま会った時とか、見終わった後にあーだこーだ感想を言い合って楽しかった。良い距離感だったな。

ガウディとサクラダファミリア展【東京国立近代美術館

近代美術館は初めて!人が多くて、ガウディ人気を実感。大学の卒業旅行にスペインでガウディ建築を見たので、当時を思い出しながら回った。

建築物は勿論だけど、ガウディの考えというか、哲学というか、言葉にお!と思う部分が多くてキャプションを読むのが面白かった。何かを創る人って0からって思いがちだけど、身の回りの自然や学問を理解して十二分に活用しているのは凄いな~と思った(小物感)。知識こそパワー。あと、西洋文化においてキリスト教って本当に重要なものなんだなと再確認。絵画を見るときにも思うけど、神様のために熱心に何かを作り上げることにすごく意味があるんだなと。母校がカトリック系なので、教養としては勉強したけど、生活や人生の中に取り込んでいる作品をみると圧倒されちゃう。

最後に見たNHKの4K動画がすごく良くて、マリア様の星にライトが付くところとかなんだか感動したもんね。こういうのこそ、沢山撮ってください。

ランチは、美術館併設の「ラ・エー・ミクニ」で。お昼からまったりスパークリング飲めてハッピー✌

ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開【アーティゾン美術館】

アーティゾン美術館の雰囲気が大好き。グレーと金の色合いがツボです。

なんとなく苦手意識がある抽象画。勝手な被害妄想なことは百も承知ですが、こう、「お前はちゃんと分かるのか?」って試されてる感じがして苦手。でも、丁寧に展開とか、流れを説明してもらえると、なるほどね~となんとなく掴める。抽象画とちょっと仲良くなれた気がする展示だった。ありがたい、、、

最後に現代の抽象画家の章があったのが、良かった。抽象画がどう発展してきたかをみたうえで、今、どんな人がどんな思いで描いているのか、を知れる流れが良い。津上みゆきさんの作品が特に好きだったな。個展があったら、ぜひ行ってみたい。ショップでは次回、、ってなったけど、作品集買おうかな。

テート美術館展 光ーターナー印象派から現代へ【国立新美術館

本当は、美術館内のウェッジウッドコラボのカフェでお茶したかったけど長蛇の列だったので早々に諦め。こういう時の判断スピードが似てる人と一緒だと楽ちん。

実態のない「光」をどう描くか、画家によってアプローチが異なって面白かった。ここでも、キリスト教の重要性を感じたな。「光」は最初に生み出されたものだもんね。

ターナーの絵が好き。最初の方に展示されていたので、もう一度見ようとUターンしたら、別々で回ってた友達とばったり。全く同じことをしてて、笑ってしまった。気が合うね(笑)ABSTRACTION展で見た画家の絵も展示されてて、「さっき見たやつだ!」と進研ゼミの漫画みたいになった。反復学習大事。

蔡國強 宇宙遊ー<原始火球>から始まる【国立新美術館

私は全く知らなかったんだけど、友達が時間があったら、、と言ってたので当日券で行ってみた。遠慮しなくていいのにね。

もう、全部持ってかれた!蔡國強さん自身のパワーを感じる作品ばかりで圧倒され続けてた。北京オリンピックのオープニングを手掛けた人で、演出を覚えていたのでその意味を知れてよかった。正直、「おおお、、?」みたいな私の理解を軽く超えているものも多かったけど、新しい出会いでした。

友達に説明してもらいながら、作品を見上げるワタクシ。おじいちゃんみたいな歩き方してる。

 

夜は、ビストロで。料理とのペアリングが上手で、沢山飲んで、沢山食べた。鑑賞後っておなかすくよね~。

これはお洒落トンカツ。

 

楽しかった!